赤ちゃんを抱き上げるたびに響く腰。くしゃみをした瞬間のヒヤッとする感覚。妊娠前のズボンが、体重は戻ったはずなのに骨盤まわりで止まる──。「産後は骨盤矯正したほうがいいよ」と先輩ママに言われたけれど、「いつから?」「そもそも本当に必要?」と、抱っこの合間にスマホで検索しているあなたへ。
こんにちは。小牧市小木で骨盤・姿勢ケアを行っているBTG接骨院 小牧院です。スタッフは全員が院長経験者。今日は産後の骨盤に本当に起きていることを、論文ベースで解説しながら、「いつから・何をすべきか」の判断材料をお渡しします。
産後の体に起きている、2つの大きな変化
変化① 靭帯をゆるめるホルモンの影響が残っている
妊娠・出産に伴い、ホルモンの影響や体重・姿勢の変化、筋肉への負担などが重なって身体は変化します。産後の腰や恥骨の痛みを、ホルモンだけで説明することはできません。抱っこや授乳の負担も含めて、体調に合わせた対応を考えます。
変化② お腹の筋肉が「開いたまま」のことがある
📊 研究報告
妊娠に伴い、お腹の中央にある白線が伸び、左右の腹直筋の間隔が広がることがあります。これを腹直筋離開と呼びます。産後は回復に合わせ、呼吸を止めずに無理なく身体を動かすことから始めましょう。痛みや気になる盛り上がりは産後健診で確認してください。
「産後のぽっこりお腹=太った」と思い込んで腹筋運動を頑張る方が多いのですが、腹直筋離開が残っている時期に勢いよく上体起こしをすると、かえってお腹の開きを助長してしまうことがあります。頑張る前に、まず自分のお腹の状態を知ることが先なのです。

「骨盤がガバッと開いたまま」は本当か
ここで、広告などでよく見る「開いた骨盤を締めて元通り!」というイメージに、少しだけ正確な補足をさせてください。
📊 研究報告
骨盤は複数の骨と関節、靱帯で支えられています。産後のケアでは、骨盤を強く締めることより、周囲の筋肉の働きや抱っこ・立ち上がりなどの動作に目を向けることが大切です。
📍 POINT
産後の骨盤ケアの本質は「開いた骨を力ずくで閉じる」ことではなく、ゆるんだ関節を支えるインナーマッスル(骨盤底筋・腹横筋など)を再起動させ、傾きやねじれのない位置で安定させること。数ミリの世界だからこそ、検査と段階的なアプローチが必要です。
で、結局いつから始めればいいの?
一般的には、産後1〜2ヶ月頃、悪露が落ち着き、産婦人科の産後健診で経過に問題がないことを確認できてから始める方が多いです。帝王切開の場合は傷の回復を優先し、もう少し時間をおいてから。里帰りから戻るタイミングで始める方もいらっしゃいます。
逆に「もう産後半年過ぎちゃった」「二人目の産後からずっと放置で、気づけば3年」という方も、遅すぎることはありません。時間が経っている場合は、ゆるみよりも「産後についた抱っこ姿勢の癖」が主役になっていることが多く、アプローチの内容が変わるだけです。
![]() | 開始の時期は産後健診などで相談してください。強い痛み、発熱、急に増えた出血などがある場合は、施術より先に産婦人科へ連絡してください。 |
「抱っこ」は毎日続く筋トレ。しかもフォーム指導なし
産後の体を考えるうえで、忘れてはいけない数字があります。赤ちゃんの体重です。新生児で約3kg、6ヶ月で約7〜8kg、1歳では約9〜10kg。しかもこの「重り」は、日に何十回も持ち上げられ、長時間キープされ、夜中にも登場します。
物を体から離して持つほど、腰への負担はてこの原理で何倍にもなります。前かがみでベビーベッドから抱き上げる動作は、体勢としては「中腰で米袋を持ち上げる筋トレ」を1日に何十回も繰り返しているのと同じ。しかもジムと違ってフォームを教わる機会も、休息日もありません。関節がゆるみ、お腹の支えが弱った産後の体でこれをこなしているのですから、腰が悲鳴を上げないほうが不思議です。
手首も同じです。頭を支える横抱きは手首を反らせたまま固定する姿勢になりやすく、産後は手首の腱鞘炎(ドケルバン病と呼ばれるタイプ)が非常に多発します。むくみやすい時期であることも重なります。「痛いのは私の抱き方が下手だから」ではなく、構造的に無理のかかる時期だから──まずそこを知ってください。自分を責める必要はまったくありません。
だからこそ、抱き上げは「腕で持ち上げる」より「赤ちゃんに体を近づけて、膝と股関節でしゃがんで立つ」。この一点を変えるだけでも、腰と手首の毎日の負担は大きく変わります。授乳中の前かがみ姿勢にはクッションで高さを作るのも有効です。
産後ケアが必要かどうかのセルフチェック
✅ セルフチェック
気になる項目は、来院時にそのままお聞かせください。BTG接骨院 小牧院では、産後の経過と今の体調、抱っこや授乳の負担を伺ってケアを考えます。尿もれなどのお悩みは産後健診でも共有し、必要な対応につなげましょう。
「二人目の産後」こそ、実は要注意
一人目の産後を「なんとかなったし」で乗り切った方にこそ、知っておいてほしいことがあります。二人目・三人目の産後は、条件が一段と厳しくなるのです。
理由はシンプルで、回復しきっていない土台の上に、次の妊娠・出産の負荷が上乗せされるから。しかも二人目の産後には「上の子」がいます。体重10kg超の上の子の抱っこ、駆け寄ってくる子を受け止める、下の子を抱えたまま上の子と手をつなぐ──一人目のときには存在しなかった負荷が、回復期の骨盤に日々かかります。
回復には出産の経過、睡眠、育児負担などの個人差があります。経産回数だけで必要なケアを決めず、今の体調を確認しましょう。
今日からできる、安全な3つのセルフケア
① 骨盤底筋の「じわっと引き上げ」呼吸
あおむけで膝を立て、息を吐きながら、おしっこを途中で止めるときの感覚で骨盤の底をじわっと引き上げて5秒、ゆるめて5秒×10回。授乳の合間に寝たままできる、産後ケアの土台です。
② 上体起こしの代わりに「ドローイン」
お腹の運動は、産後の回復に合わせて息を止めずに少しずつ。痛みやお腹の中央の強い盛り上がりが出る動きは控え、健診での指示を確認しながら取り組みましょう。
③ 抱っこは「骨盤の上に載せない」
片側の骨盤に赤ちゃんを載せる「腰抱っこ」は、ゆるんだ骨盤に左右差の負担をかけ続けます。体の正面で、赤ちゃんを自分の体に密着させて抱くほど腰の負担は減ります。抱っこ紐の腰ベルトは骨盤のやや上でしっかり締めるのがコツです。
セルフケアだけで届かないところ
骨盤底筋やドローインは強力な土台作りですが、骨盤の傾き・ねじれといった「位置の問題」が残ったまま筋トレだけを重ねると、ゆがんだ土台の上に柱を立てるようなことになりかねません。自分の骨盤がどの方向に傾いているかは、鏡では分からない──ここが検査の出番です。
当院の産後ケアは、検査→骨盤・姿勢の調整→再検査の流れで、その日の変化を確認しながら段階的に進めます。産後の体調は日によって波があるものなので、施術の強さや内容もその都度調整します。詳しくは産後骨盤矯正の施術ページをご覧ください。お子さま連れでのご来院についても、予約時にお気軽にご相談ください。
広いキッズスペース、バウンサーも完備しております!
「子供が泣くか心配…」などもお気になさらず連れてきていただいても大丈夫です!
それよりもお母さまの体を優先しましょう!

【来院例】小牧市・30代女性(産後5ヶ月・第一子)
抱っこでの腰痛と、体重は戻ったのにズボンが骨盤で止まることに悩んで来院。検査では骨盤の前傾と反り腰、お腹の力の入りにくさがみられました。骨盤の調整と骨盤底筋・ドローインの宿題を並行し、数週間で「抱っこの腰の痛みが気にならなくなり、ズボンもすっと上がるようになった」と喜ばれています。※経過には個人差があります。
育児の段階に合わせて、産後の身体を継続サポート
産後のケアは、骨盤の見た目だけでなく、抱っこ・授乳・立ち上がりをどれくらい楽に行えるかが大切です。赤ちゃんの成長や復職によって身体の使い方も変わるため、その時期の生活に合ったケアを考えましょう。
BTG接骨院 小牧院では、出産後の経過と健診での指示を確認し、腰や股関節の動き、抱っこの姿勢に合わせて無理のない施術と運動をご提案します。寝不足の日には内容を調整するなど、育児中に続けやすい方法を一緒に探します。
つらさが落ち着いたあとも、お子さんの成長に合わせたメンテナンスで、身体の動きとセルフケアを定期的に見直しましょう。「抱っこを楽にしたい」「復職に向けて整えたい」など、目標と通えるペースを遠慮なくお聞かせください。
よくあるご質問
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産後どれくらいから受けられますか?
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目安は産後1〜2ヶ月頃、産後健診で経過に問題がないことを確認してからです。帝王切開の方は傷の回復を優先し、体調に不安がある場合はかかりつけ医にご確認のうえお越しください。
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産後何年も経っていますが、もう遅いですか?
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遅すぎることはありません。時間が経っている場合は、ホルモンによるゆるみよりも抱っこ姿勢などでついた癖が中心になるため、検査でどちらが主かを確認してからアプローチを組み立てます。
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骨盤ベルトは着けたほうがいいですか?
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産後早期のサポートとしては有用な場面がありますが、長期間頼り続けると自前の筋肉がサボりやすくなる面もあります。着け方・卒業のタイミングは状態に合わせてご案内します。
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1回で骨盤は締まりますか?
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1回の施術でも変化を感じていただけることはありますが、ゆるんだ関節を支える筋肉が育つには時間がかかるため、定着には段階的な通院とセルフケアの併用が現実的です。回数や期間は検査の上でご提案します。
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尿もれも相談していいのでしょうか?
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はい。産後の尿もれは骨盤底筋の働きが戻りきっていないサインとして非常に多いお悩みです。骨盤まわりのケアでサポートしながら、症状が強い場合や長引く場合は医療機関との連携もご案内しますので、まずは一度お聞かせください。
「産前より整った体」を目指して
産後の骨盤ケアは、「元に戻す」だけのものではありません。妊娠前から抱えていた姿勢の癖ごと見直せる、人生でも数少ないリセットのチャンスです。抱っこも、くしゃみも、おしゃれも、何も気にせず楽しめる毎日へ。赤ちゃんのお世話で精一杯の今だからこそ、あなたの体のケアを後回しにしないでください。

「私の骨盤、今どうなってる?」が気になったら、
まずは検査だけでもお気軽にご相談ください。
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参考文献
- WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour. 2020.(産後女性を含む成人への段階的な身体活動再開の推奨)
店舗情報

【BTG接骨院 小牧院】
〒485-0058
愛知県小牧市小木1丁目112 プローグ小木 Ⅱ1階
☎0568-90-1841
受付時間
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| 15:00~19:30 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 |
△日曜日、第2・第4月曜日は定休日 ※祝日通常営業
※交通事故治療の方は20時まで受付
🚗店舗前に駐車場あり(5台あり)
確認に用いた参考情報:NHS:産後の身体とケア
まずは、お気軽にご相談ください
「これくらいで行っていいのかな」という小さなお悩みも、大歓迎です。|受付 9:30〜20:00


